主要な論文・発表資料

★2017年以降の論文・発表は、Researchmap をご参照ください。
★2016年以前の主要な論文と発表は、以下の通りです。

1.高専教育とアクティブラーニング

<日本高専学会誌,第21巻 第4号pp.29-34(2016.10)>

  • 高専設立時の社会と高等教育の変容について,現代の教育の3つの流れ(新しい能力,持続可能な開発のための教育(ESD),産業界や卒業生からの要望と期待)に焦点をあて概観し,授業デザインの立場からALのあり方についての一考を述べた.
  • 著者:伊藤通子 他1名(全6頁)
2.イノベーション人材育成のための社会連携型教育における高次の学習法

<工学教育,日本工学教育協会,vol.63, no.1,p74-80(2015.1)>

  • 社会連携型教育をアクティブラーニングの一形式と位置づけ,9年間にわたる授業実践をふまえて,高次の学習法としての様々なツールについて検証した結果から得られた知見を報告.
  • 著者:伊藤通子 他5名(全6頁,査読あり)
3.Problem-Based Learningと高専の技術教育

<放送大学大学院 教育研究成果 学生論文集,第7号,p118-123>

  • 現実問題に基づいた学習Problem-Based Learning は欧米を中心に様々な研究成果が報告されているが,高専では医学教育のような教育効果は実感できなかった.そこで,アメリカおよびデンマークの論文と視察から得た,PBLの理論的背景や教育手法としての特徴を基に授業設計を行い,教育プログラムを実施して教育効果を測定しながら改善を繰り返した.その結果,一定の教育効果を確認し,伝統的な高専教育を,認知・状況主義へと移行させるための方策を見出した.
  • 著者:伊藤通子 、(全6頁,修士論文(Ⅲ-1)要約)
4.高専で必要とされる環境安全教育推進のための取り組みⅠ  
  -学習理論に基づいた低学年学生実験のための教育プログラム-

  <論文集高専教育,高専教育協会,34, p661-666>

  • これまでの高専における安全教育は分野別の知識や実験技能の習得が重視されていた.そこで,安全創出の意欲を喚起し周囲への働きかけ力が育成される実践型の環境安全教育プログラムを教育心理学に基づいた学習理論をふまえて開発.低学年への試行とその教育効果と課題について報告した.
  • 著者:津森展子,伊藤通子,川越みゆき,戸出久栄(全6頁,査読あり)
5.行動主義,認知主義,状況主義の学習理論に基づく新しい実技教育の可能性

<工学教育,日本工学教育協会,59(1),p62-68 (2011.1)>

  • 富山高専で行われている実技教育のさらなる教育効果向上を目指し分類,その教育的特徴を明らかにした.その上で各学習活動を,専門性や学年進行に応じた具体的な目標,教育手法,評価等を整理し,認知・学習理論の特徴をふまえ,6年一貫教育としてデザイン.実施した教育プログラムに評価を加え報告した.
  • 著者:伊藤通子 、 (全6頁,査読あり)
6.高専教育とProblem-Based Learning~富山高専における実践~
  • 放送大学大学院(2010.3)
  • 現実問題に基づいた学習Problem-Based Learning は欧米を中心に様々な研究成果が報告されているが,高専では医学教育のような教育効果は実感できなかった.そこで,アメリカおよびデンマークの調査から得た,企業と協働するPBLの理論的背景や教育手法としての特徴を基に授業設計を行い,実施して教育効果を測定しながら改善を繰り返した.その結果,一定の教育効果を確認し,伝統的な高専教育を,認知・状況主義へと移行させるための方策を見出した.
  • 著者:伊藤通子 ( 全228頁、 修士論文(学術))
7.企業の若手技術者を対象とした「社会人基礎力」を育成する研修プログラムの開発    共著

<工学教育,日本工学教育協会,57(5),p99-105 (2009.9) >

  • 中小企業の若手エンジニアに対する意欲あふれる挑戦的な人材育成ニーズに応えるため,主体性や創造性を育成する学習法PBLを,若手エンジニアの研修プログラムとして再構築し実施.その教育効果よりPBLの企業研修への導入の可能性と課題についての一考を述べた.
  • 著者:伊藤通子,定村誠,本江哲行,丁子哲治(全7頁,査読あり)
8.高専教育へのPBL導入における可能性と課題
  ―デンマーク・オルボー大学の成功事例を踏まえて

       <論文集高専教育,高専教育協会,31,p283-288(2008.3) >

  • 様々な実践事例報告を参考にしたPBL導入は教育効果が出なかった.そこで,アメリカのPBL研究およびデンマーク・オルボー大学のPBLの理論的背景や特徴を調査して応用,日本に適応する技術者教育の一教育手法として再構築.教育効果より高専教育への導入の可能性と課題についての一考を述べた.
  • 著者:伊藤通子,本江哲行,丁子哲治(全6頁,査読あり)
9.学生実験における“プロジェクト推進型チーム学習”について

<論文集高専教育,高専教育協会, 31, p439-444  (2010.3) >

  • Problem-Based LearningおよびProject-Based Learningの教育学的知見を基に「富山高専のプロジェクト推進型チーム学習」を開発し,チームで協力して行う探求の過程を実体験しながら,製品を開発し,その上で個々が知識を身につけていくことをねらった.その教育効果について検討を加えた.
  • 著者:伊藤通子,袋布昌幹(全6頁,査読あり)