2020年11月29日

 大学教育学会の課題研究として、2020年の課題研究集会で発表し、その報告をしました。

 課題研究は代表者が深堀聰子先生(九州大学)で、「学修成果アセスメント・ツール活用支援を
通したエキスパート・ジャッジメントの涵養と大学組織の変容 」と題した一連の研究のひとつです。

 サブテーマ4「工学 を中心とした全学 PEPA」として、松下佳代 先生(京都大学)、斎藤有吾先生(新潟大学)、 中島英博先生(名古屋大学)と共に、『「学習システム・パラダイム」への転換における PEPA の有効性 -東京都市大学のケーススタディ からー』というタイトルで発表しました。

 報告論文は、大学教育学会誌 第43巻第1号p79-83に掲載されました。

   ★発表用スライド資料はこちら

2018年5月22日

1.第118回テーマ:
「ESDから『学校教育3.0』を展望する~ NPO視点での大学教育改革の実践から~」
   ⇧ 発表用スライド資料 (PDF:5.6MB)

2.日 程 : 平成30年5月24日(木) 午後7時~9時
3.内 容 : ☆ゲストスピーチ
伊藤 通子 (いとう・みちこ)さん <東京都市大学 教育開発機構 准教授>

これからの教育はどう変わるのでしょうか。現代の教育の世界的な潮流として「新しい能力」という概念が強調され、国内では「学校教育3.0」の取り組みが注目されています。NPO法人「持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J) http://www.esd-j.org/ 」の事務局長として、持続可能な開発のための教育(ESD=Education for Sustainable Development)活動の現場に長年携わってきた伊藤通子さんは昨年から、理系大学の授業改革を担当する准教授に転身、「教育改革」の実践で奮闘しています。
諏訪哲郎・学習院大学教授が提唱する「学校教育3.0」に共感し、「私が強くそう思うようになる過程で影響を受けたのがデンマークの教育と、ドイツで見たある学校。富山高専時代の授業づくりの経験を広げ、PBLを日本の教育に取り入れようと奔走しています」と話す伊藤さん。PBL(Problem/Project Based Learning) は、学習者が「現実的な状況の中」に立って「現実の問題」を知り、考え、行動する一連の過程で学ぶ学習です。

伊藤さんの教育実践の経験談をもとに、これからの教育を一緒に考えたいと思います。
【参考】最近出版した伊藤さんらの訳書『PBL 学びの可能性をひらく授業づくり~日常生活の問題から確かな学力を育成する ~』(北大路書房)
https://www.amazon.co.jp/PBL/dp/4762829927″ 

☆人むすびカフェ(80分)ファシリテーター:角田知行さん
ワールド・カフェの手法を用いて、ゲストのお話から連想されるアイデアやお互いの想いを対話します。

4.会 場 : EIJI PRESS Lab(渋谷区恵比寿南1-9-12 ピトレスクビル5F)
JR山手線・埼京線 恵比寿駅西口・東京メトロ 日比谷線恵比寿駅1番出口より徒歩2分。ローソンを越えた次の角「鮪や」と「バンタン」の間の道を進み、左手ビル2Fのイタリアン『ChimChim』の横のドアから入って、5Fへ。

5.参加費 : 1000円
ご関心のあるお知り合いの方がありましたら、ぜひご紹介ください!

※終了後、軽く交流会を開催します。(実費 2,000円) お申し込みは23日(木)まで。
なお、交流会のキャンセルの場合はご連絡くださいますようお願いいたします。

※記録写真の撮影とその活用をご了承ください。

お申込はこちら⇒http://www.terrestrial.co.jp/musubi/participation.php

パンフレットはこちら

2016年3月2日

♦ 岩手大学がPBLの授業を導入

平成25年度から29年度までの5年間、文部科学省 新規重点補助事業として、岩手大学の「地域と創る”いわて協創人材育成+地元定着”プロジェクト」が展開されています。
この事業では、自治体・地域企業などとの協働により、被災地での学修を全学必修化する等、共通教育及び各学部の専門教育の中に地域に関する学修を体系的に配置し、いわて協創人材の育成及び人材の地元定着を促すことを目標として、様々な取り組みが行われています。

 

研修では、平成28年度の全学改組を機に岩手大学がPBLの授業を導入することから、PBL(Problem/Project-Based Learning)による授業づくりに関する3回の連続講座(講演とワークショップ)の講師を務めました。
 

♦ PBLはPBLでしか学べないのでは?

PBLはPBLでしか学べない、という考えの下、実際にPBLを体験していただくことをねらったワークショップを組み立てました。