学び研の目的
♦ 私たちが変われば授業が変わる、学生が変わる
私たちの目的は、激動の時代を自分らしく豊かに生き抜く卒業生を社会に送り出すことです。 高専制度が生まれてから50年、卒業生を待ち構える社会は激変しました。目の前に次々と出現する難問は、前例が見当たらず答えのないものが増えてきました。一人ひとりが地球規模の視野をもち何世代も先の未来に思いを馳せながら、多様性とつながりの中で決断と実行を積み重ねていくことが求められています。 卒業生がそんな時代をたくましく歩んでいくために、私たちには何ができるでしょうか。 当研究会では、これまでの50年間に培われた、高校とも大学とも異なる高専教育の特長を活かしつつ、「自律的に学びながら自らの役割を担って協働する」人材を育成するために、様々な人との緩やかなつながりの中で教育を考え実践していきます。
※ 「私たち」とは、教員、技術職員、産学連携コーディネーター、事務職員、企業や地域の方々(H24年10月現在23名)をさします。
♦ 2年3か月の活動を終了しました。
★ 学び研の成果をまとめた報告書冊子は、全てなくなりました(平成26年12月)。コピーを差し上げることはできますので、ご入用の方は、メールにて、ito◎oshimalab.k.u-tokyo.ac.jp までご連絡下さい。 報告書(全64ページ)目次は、ここをクリック ★学び研に関する論文発表は以下の通りです。- 「イノベーション人材育成のための社会連携型教育における高次の学習法」伊藤通子他6名,工学教育,日本工学教育協会,63(1),p74-80(2015)
- 「デンマークAalborg PBL Modelの特徴と高専教育との比較」伊藤通子, 磯田節子, 下田貞幸,高専学会,(2013)
- 「行動主義,認知主義,状況主義の学習理論に基づく新しい実技教育の可能性」伊藤通子,工学教育,日本工学教育協会,59(1),p62-67(2011)
- 「Problem-Based Learningと高専の技術教育」伊藤通子放送大学Open Forum 7号,(2011)
① 主体的に学ぶ教授法がPBL以外にもあるのか、PBLの位置づけ ② 学生に対するファシリテートの方法 ③ 技術職員の関わり方 ④ 学生が能動的に動くようになる方法 ⑤ 気づきを促す方法 ⑥ 学びへのモチベーションを上げる方法
学び研の成果は、科研報告書として平成26年3月末日に完成します。 ご希望の方には送付しますので、ご連絡ください。 また、26年度は、「PBL-“問題”の持つ可能性-」の和訳を世に出したいと思っています。 これからも、メンバーそれぞれのフィールドで「学生が主体的に学ぶ授業づくり」への挑戦が続き、ここで培った知恵とネットワークがお役に立てばうれしいです。