♦情報共有
(1) 3月末日に報告書が完成します。ご希望の方、ご連絡ください。
(2) 3月8日に東京高専で行われた社会実装コンテストにコメンテーターとして伊藤が参加しました。富山高専の専攻科のPPBLと趣旨が全く同じでした。現段階ではコンテストですが、最終的にはカリキュラムとして落とし込んでいきたいと説明されました。今後も関わっていきたいと思いました。
(3) 昨年11月に行われたイノベーティブ・ジャパンのPBLに関するパネルディスカッションの様子が、近々HP上よりWEB配信されるようです。
♦最後のごあいさつ
「学生が主体的に学ぶ授業づくり研究会」は、毎週火曜日18時頃より、富山高専物理準備室にて行ってきました。
3月11日(火)をもって、学び研を終了します。
伊藤の科研費取得を機に始めて、2年3か月間、通算79回の研究会を開催することができました。メンバーの皆様の教育への様々な思いがこの79回を支えてきたと思います。
途中から、企業の方、他の高校や大学の方などもメンバーとして加わり、私たちの学びの共同体は多様性に富んだものとなりました。
さて、学び研を始めた頃、皆さんが挙げた課題は次の通り…この79回の研究会で、それぞれが何らかの手がかりを見つけたのではないでしょうか。
① 主体的に学ぶ教授法がPBL以外にもあるのか、PBLの位置づけ
② 学生に対するファシリテートの方法
③ 技術職員の関わり方
④ 学生が能動的に動くようになる方法(特に講義でのメモ取りなど)
⑤ 気づきを促す方法
⑥ 学びへのモチベーションを上げる方法
学び研の成果は、報告書として3月末日に完成します。
ご希望の方には送付しますので、ご連絡ください。
また、26年度は、「PBL-“問題”の持つ可能性-」の和訳を世に出したいと思っています。
これからも、メンバーそれぞれのフィールドで「学生が主体的に学ぶ授業づくり」への挑戦が続き、ここで培った知恵とネットワークがお役に立てばうれしいです。
♦これまでの活動の記録
第79回 3月11日 12名参加
学び研の最終回でした。
内容は、
17時~ 伊藤から科研費の成果報告
17時10分~19時30分
研究成果の報告会と討論
1.5年生 高分子 …座学をALにして知識習得を
2.技術室の安全教育 …知っているからできるへの工夫
3.認知理論と安全教育 …教科以外へのPBL理論の適用
4.専攻科特別演習・実験 …ものづくりPBL
5.技術者倫理入門 …初年度教育としてのPBL(調べ学習)
6.物理 …初年度教育としてのPBL(ものづくり)
7.工学倫理 …PBLで技術士補試験対策を
19時30分~20時30分 軽食をとりながら意見交換と懇親
※ それぞれの実践の課題を報告し、今後につなげていくための方策を意見交換しました。
第78回 2月25日 4名参加
科学研究費のまとめの作業を行いました。1章から3章まで30ページを入稿しました。
原稿は資料室にUPしてありますので、内容をご一読いただき、わかりにくいところ、おかしなところ、後半に盛り込むべきところなどについて忌憚のないご意見をお願いします。
第77回 2月18日 6名参加
科学研究費の報告書について話し合いました。特に「はじめに」と「モデル授業づくり-工学倫理-」について、報告書の記述に担当教員の意図が反映されているか議論しました。
この授業は、座学を共同学習型にデザインし直して今年度試行した授業です。
特に、学ぶべき内容が網羅できているかどうか確認できなかったことが課題として挙げられました。そこで、「学ぶべき内容」と「学習テーマ」のマトリックスを作ることにしました。それを基に、教員も学生自身も学びをチェックできます。不足している部分がわかれば、自主学習や補講などで補うこともできます。また、来年度の授業デザインそのものを考える根拠にもなります。
教員が書き込むのではなく、学生自身が書き込んで確認できるようにすることが重要だということになりました。教員の負荷低減にもなりますし、学びのポートフォリオとしてメタ認知を促す効果もあると思われます。
「はじめに」は、幅広い読者を想定して、書き直すことになりました。
第76回 1月21日 5名参加
科学研究費のまとめの作業と、4月以降の計画について
第75回 1月7日 1名参加
科学研究費のまとめの作業
第74回 12月19日 3名参加
科学研究費のまとめの作業
第73回 12月10日 3名参加
この研究会のきっかけである科学研究費のまとめの作業を始めています。具体的には、報告書を作成しますので、その内容(資料室の科研費の報告書案(ver.1)をご覧ください。)について話し合いました。
研究会で読み解いたり議論した、書籍や論文などで得た知見をもとに、この3年間で試行した授業をモデル化してまとめようと考えています。読者の役に立つように、学生が主体的に学ぶ授業づくりに利用できそうな、理論、方法、ツールなどを盛り込む予定です。
ご意見等、いただければ幸いです。
第72回 12月3日 3名参加
専攻科2年生 工学倫理の進め方について議論しました。ようやく後半の授業の組み立てが出来上がりました。担当教員は、架空話の教材を使った授業よりも、現実の問題を扱った本授業で、普通のGWで得られる力に加えて、学生に俯瞰的に事故事例を分析する力や情報収集力、情報の捉え方などを身につけることができるのではないかと期待しています。
第71回 11月26日 4名参加
文部科学省大学間連携共同教育推進事業「KOSEN発“イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト」のWEB討論会「PBL教育とエンジニアリング・デザイン教育の現状」(11月22日、東京国分寺)の報告をしました。この研究会の2名のメンバー(富山高専、熊本高専)がパネリストとして参加しました。全国にWeb配信されるということで、収録上の制限も多く緊張しましたが、修了後の懇親会は大いに盛り上がり、活発な意見交換をしました。
全国の高専でPBLと称して行われている授業が、世界的に見てどのように位置づけられるのかを、はっきりさせなければならないと感じました。それを知った上で戦略的に今のやり方を続けるのでしたらいいのですが、教育学的にPBLとしては疑問があるような実践をPBLと呼ぶのはやめた方がいいと思いました。
日本工学教育協会による第14 回ワークショップ「技術者倫理」-モデル授業の体験を通して学習・教育目標から技術者倫理教育を設計する-(11 月24 日(日)、東京大学)の報告を行いました。
金沢工業大学で作成された教材「ソーラーブラインド」を7Stepガイドに基づいて実際にグループワークで取り組んでみました。ワールドカフェからヒントを得た方法だというメッセンジャーシステムも体験しました。だれにでも授業ができるように工夫されていましたが、やはり、教材を使用したワークショップの限界を感じました。手法は、私たちがすでに使っているものでした。
専攻科2年で行っている工学倫理の授業の進め方について、方向性は良いという自信を感じました。今後、後半をどのように収束させていくかということが課題です。
第70回 11月19日 3名参加
文部科学省大学間連携共同教育推進事業「KOSEN発“イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト」のWEB討論会「PBL教育とエンジニアリング・デザイン教育の現状」(11月22日、東京国分寺)の発表資料について、内容の確認を行いました。
第69回 11月12日 5名参加
専攻科2年生 工学倫理の進め方について議論しました。詳細は、授業の実践事例のページで行っています。
第68回 11月5日 5名参加
「PBL in JAPAN(資料室にリンクがあります。)」を紹介しました。これは、今年7月にAalborg大学のKolmos先生等が中心になってマレーシアのUTMで開催されたIRPBL学会で、学び研のメンバーのお一人が入手されたものです。
ジニー・サヴァントというフランス出身の教育学者が研究所を立ち上げ、アジアの国々を調査して昨年出したレポートです。PBLの最大の特徴である「学生中心の学び」「アクティブラーニング」ということに注目して、世界中の革新的な教育システム、特にPBLについて研究している方の様です。
日本の工学分野は、学生中心の学び、世界の動向と大きくはずれたままであることが、厳しくはっきりと書かれていてショックを受けました。その中には高専もでてきます。わたしが、今までぼんやりと思っていたことが当たってしまっているようです。
残念なのは、日本の工学の分野(実は何人かいらっしゃいますが、評価する立場ではなくわたしたちと同じレベルのようです。)に、PBLの真偽を見分け正しく評価できる人が少ないことが問題なのかもしれないと思いました。良い評価は、良い実践へとつながっていきます。学びの世界もまったく同様で、現在のような学生の評価(個人、受験型、単一)を続ける限り、その評価を受ける人の学び方は変わらず、内発的モチベーションも望めません。とても不幸なことです。ここにとっても、日本の社会にとっても。
PBL in JAPANは、PBL in Asia Seriesの5巻の中の3巻目です。その概要を訳して資料室にUPしました。
これも、さっと拾い読みをしましたが、世界の動向を知れば知るほど、富山高専で、この8年間に私たちが行ってきたPBLはポイントがずれていなかったことに確信が持てます。しかし、国や学問分野を挙げて教育改革に取り組んでいる新興国にすっかり追いつかれ、すでに追い越されようとしています。
世間を説得できない力不足を認めつつ、粛々、淡々とやっていくしかありませんね・・・・・
第67回 10月22日 4名参加
論文集「Management of Change」の読み解き,第1セクション「PBLの背景」1章のイントロダクションを行いました。
1章の論文の和訳は、なかなか難しく理解が進みませんが、夏の全研でKolmos先生から学んだことやこれまでの調査から、PBLの教育的な特色に照らし合わせて読み進めています。
例えば、p2の文章「患者の問題を系統的に分析する際、学生は、問題解決のために、またそうして自分の学びのゴールを選んでいくために、不足している情報に関連する問いを組み立てていく。」と訳すことにしました。
もしも、これを「患者の問題を系統的に分析する際、学生は、問題解決のために不足している情報に関連する問いを組み立て、そうして自分の学びのゴールを選んでいく。」と訳したら、PBLの中で重要な「問い」の重みが違ってきます。「問い」の組み立て方によっては、学びのゴール、すなわち学びの深さに大きな影響を及ぼすのではないかと気付きました。
学生が「問い」を組み立てられるような私たちの働きかけ・・・、さて、どのように・・・大きな課題です。
夏の全研で、この論文の著者のKolmos先生がおっしゃっていました。
PBLに関する教師のための研修はどのようにしていますか、という会場からの質問に対して、「水に放り込まれるしかない」というような趣旨の回答をされていました。
つまり、PBLに関してはPBLを体験して学ぶしかない、ということのようです。オルボー大学では、助教はFDとして150時間、助教より上の先生は任意で学ぶ仕組みがあります。
その中で、教師の「問いかけ」の重要性も学び取っていくのかもしれません。
PBLの中での私たちの働きかけ方については、夏に講演を依頼された大学のFDの場で、ちょっとしたワークをしてもらいました。
先生方、なかなか苦労していらっしゃいました。
資料室の最後に、そのPPT資料(PBL7(指導者の問題))をUPしましたので、スライドショーにしてアニメーションを使って見てください。ご意見などいただけると嬉しいです。
和訳も、資料室にUPしてありますので、ご利用ください。
第66回 10月15日 3名参加
(1)専攻科2年生 工学倫理の進め方の確認、(2)物質化学2年生 有機化学の授業づくりの課題を行いました。このHPの授業実践のページに、議論した内容をUPしてあります。
第65回 10月8日 6名参加
ピアインストラクションの第一人者である「ハーバード大学、エリック・マズール氏」が共著となっている論文「Response times to conceptual questions」 を読みました.
この論文は,概念を理解しているかどうかの質問に対して,応答時間の長さを測定した時に得られる結果から,認知活動の特性,しくみに迫ろうというものです.
具体例として,学生がもっている物理の“誤概念”を乗り越えさせない限り,概念を正しく理解させられない,ということが明らかにされつつあることを,FCI(Force Concept Inventory=力学概念指標)の応答時間という指標で確認しようとしています.すなわち,応答時間が長い時には、正答であれ誤答であれ、認知的葛藤、混乱などが起こっていると考えます。同じ問題を学習前と学習後に実施すれば、だんだんと応答時間が短くなると思いがちですが、学習が終わっていたとしても概念をしっかりと理解していないであろうと思われる段階(認知的な混乱を乗り越えようとしている状態)では、応答時間は長くなっているのです。つまり、応答時間は、この論文では学習後の測定時にはまだ概念の理解中だったので学習前より長くなったが、おそらく概念を完全に理解した段階では早くなるということが予測されます。
これは,PBLの過程で子供たちが認知的葛藤を乗り越えて理解を深めていくとされる理論(「Problems as possibilities」和訳」 資料2 p32-33 3.4.1 構成主義の理論 )と根本的に同じなのではないでしょうか.
PBLでも物理のピアインストラクションでも,認知的葛藤は他者との対話によってもたらされるのです.8月に来日されたデンマーク・オルボー大学のPBLの第一人者であるコルモス先生も繰り返し,学生の中(認知の状態)を観察することが、PBLでの教師の重要な役割だとおっしゃっています.
応答時間は学生の概念の形成に関する認知の状態を反映しており,学生が理解を深める際にどのような経過をたどっているのかを評価する手助けになりうることがわかった、というのがこの論文の結論でした.
第64回 9月18日 4名参加
授業実践の事例研究として、本科1年「物理」にアクティブ・ラーニングを取り入れることについて話し合いました。
担当教員からカリキュラムや授業内容の現状について説明を受けた後、授業の構想について検討しました。
担当教員の「教え込むだけの授業」から脱却し、「物理の知識や理論が使える授業」へ、という狙いを理解することができましたが、その方法としての授業プログラムはもっと練り上げて、担当教員の思いを込めつつも、カリキュラムに沿ったもの(モデルコアカリキュラムで示されたミニマムスタンダードを満たすもの)にする必要性があるということになりました。
第63回 9月10日 4名参加
前回に引き続き、専攻科2年「工学倫理」にアクティブ・ラーニングを取り入れる具体的な方法について話し合いました。
特に、学生が取り組む課題をどうするか、どのように15回の授業に組み込むかを検討しました。前回、様々なテーマを検討しましたが、一番最初の授業において、15週の途中に学生自らが取り組む活動(調査と議論と発表)を行うことを伝えて、毎週10~15分くらいずつその準備に充てるという案が出ました。
その準備の過程で、自分が取り組みたいテーマを決め、グルーピングし、調査やまとめや発表の戦略を立てていくという進め方です。
オルボー大学のような理想的なPBLカリキュラムは高専では導入が困難ですが、一つの授業の中でCOUSE(必要な知識を学ぶ講義)とPROJECT(問題に基づいた学習)を並行して進めていくような感じです。社会とつながる緊張感と現実味をもたせるために、発表会には企業の方々を招いて評価をいただくのが効果的ではないかと思いました。
第62回 9月3日 4名参加
授業実践の事例研究として、専攻科2年「工学倫理」にアクティブ・ラーニングを取り入れるについて話し合いました。
担当教員からシラバスの紹介とともに、授業の「ねらい」や「盛り込みたいポイント」などの説明をしていただきました。その後、これまでの授業の資料を見せていただき、参加者皆で授業の内容を把握しました。90分15週の授業のうち、基礎的なことを学んだあとの2週程度をアクティブ・ラーニングに充てるということになり、その時間でできそうな案をいくつか挙げてみました。ギルベイン・ゴールドのDVDのような工学倫理の典型的な教材や、他大学が開発したDVD教材、教科書に載っているケーススタディ事例等について検討しました。
しかし、学生にとってはリアリティに欠けるのではないかという意見があり、専攻科1年生の時に学生自身が作製し各事業所に納めた製品について、工学倫理の視点から検証し企業の方々の前で発表するようなグループワークがいいのではないかという案も出ました。
第61回 7月23日 5名参加+2名
(14歳からの哲学 考えるための教科書 (池田晶子著 トランスビュー ISBN4-901510-14-2 )の一部を読みました。
「わかるということ」について、議論しました。
第60回 7月16日 5名参加
オルボー大学、Anette Kolmos氏ら著の、教育論文集「Management of Change」の読み解き、第1セクション「PBLの背景」、1章「Problem-Based Learning と Project-Based Learning の歴史」の序章を和訳し読み合わせました。(和訳はこちら )
第59回 7月9日 6名参加
学生の自由度が高い「創造性育成型」の学生実験における評価の方法について話し合いました。4年電気システム工学科が対象の新しい授業、ソフトウエアのプログラム設計に関する授業です。半期15回の前半は基礎知識や要素技術の講義が中心、最後の5回程度で、学生たちは前半で得た知識や技術を統合して与えた課題に取り組みます。最後に、設計したプログラムでマシンを動かしプレゼンテーションも含めて競わせる、という授業です。
さて、このような授業の評価はどのようにしたらいいか、というのが今日のテーマでした。
色々なアイディアを出し合い、議論しました。
まず、評価は、担当教員がその授業で学生に何を学んでほしいかが基本になります。例えば一般的なペーパーテストの結果でできる評価は、おそらく授業で教員が与えた知識をなるべく忠実に再現できるかどうかや、他のパターンに応用できるかどうかを測ることができ、短期記憶力を鍛えその結果を数値化するのに適している評価だと思われます。
この授業で担当教員は学生に、「単なるプログラミング技能ではなく、目的を達成し効果を得るためのプログラムデザインの考え方」を身につけてほしいとのこと、他のねらいも挙げ優先順位をつけてみることをおすすめしました。
次に、評価がもつ機能(資料はこちら)に基づき、その授業では、何のために評価をするのか明確にしておくことが大切です。
さらに、様々な評価方法(資料はこちら)の中から、自分の授業ではどの方法が一番適しているかを考えます。この授業の場合は、ポートフォリオとパフォーマンス評価が適していそうでした。最後に具体的な評価シートや評価するタイミング等を考え、教育プログラムの流れの中に埋め込むことになります。
教育版レゴマインドストームEV3スペシャルワークショップの報告もありました。
第58回 7月2日 6名参加
新たなメンバーが2名(企業技術者、教育NPO)加わりました。ようこそ学び研へ!
教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の読み解き(7章)を行いました。今回でこの本の読み説きは終了しました。資料室にこれまでのレジュメがあります。(レジュメはこちら )
著者は臨床医。専門は神経内科、高次機能障害学分野。カバーには「脳の高次機能障害の臨床医である著者が、自身の経験(心像・知識・記憶)を総動員して、ヒトの認識のメカニズムを、きわめて平明に解き明かす…」とあるように、簡単な言葉でわかりやすく解説してあり、授業づくりに応用できる点が多くあったと思います。
著者は、「わかる」ことは言葉と概念がつながり記憶と知識の網の目が細かくなっていくこと、「わかる」に至るまでにはいくつかの段階があること、「わかる」ということ自体に浅い・深いや局所的・全体的などの水準や深さがあることなどを、様々な例を挙げながら解説しています。学びを支援する私たちが「わかる」とはどういうことなのかを、きちんと考え理解することが、まず、重要だと思いました。
「わかる」は秩序を生む心の働きであって、「わかった」という感情によって心に快感や落ち着きが生まれる、そういうことが学生一人一人の中に起こるはずであるということに、私たちはもっと敏感であるべきだと感じました。また、私たち大人の不安も「わからない」ことが多いからであって、わからないことを恐れずわかる努力をすることが大切だと思います。
ここで私はちょっと思い当りました。自分が「わかる」ための具体的な努力の方法を知らない人が多いのではないかということです。一部の人を除き大多数は、学校での勉強としてペーパーテストで良い点を取れるような訓練を一生懸命にやります。その結果、著者が解説するような「わかる」を知らないまま(勘違いし)「わかる」ための方法を見つけられずに大人になってしまっているのかもしれません。最終章の、重ね合わせ的理解のみならず、発見的理解の訓練ができる授業を増やすべきだと感じました。
健全に落ち着いて社会生活を営み、自分のすべき仕事を楽しみながらこなしている人は、自分なりの「わかる」方法が身についていて、「わからないこと=不安」への適切な対処ができ、「わからない⇒わかる」への発見的理解のために情報をうまく処理できているような気がします。
第57回 6月25日 5名参加
・5月16日(木)、富山大学人間発達科学部にて、林衛先生(教科教育学・市民社会メディア論)主宰の研究会「インタラクティブ授業の実際 -高校・大学・理系,教員養成系物理授業改善を例に-」(講師は岸澤眞一先生(拓殖大学工学部学習支援センター,埼玉県公立高校元物理教員))について、参加した2名の話を聞きながら、振り返りを行いました。
第56回 6月 4日 7名参加
・教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の読み解き(6章)を行いました。(レジュメはこちら )
第55回 5月28日 名参加
・
第54回 5月21日 3名参加
・教育論文集「Management of Change」の読み解き、第1セクション「PBLの背景」1章のイントロダクション解説の訳について話し合いました。
第53回 5月14日 7名参加
・授業実践の事例研究報告(試行経過について)がありました。
・2年生の授業、最終的には講義と同程度レベル、またはそれ以上の知識の習得をねらう「予習型・双方向型授業」です。クリッカーを使い進め方を工夫することによって学生の参加度を上げ、主体的に学ぶ力(自分なりの学習のコツ)を習得してもらう授業です。
・この方法のポイントは、
(1) 個人学習と共同学習をバランスよく繰り返すことで理解度を深める。
(2) クリッカーを、「振り返り」「メタ認知」「動機づけ」「理解度の確認」に利用する。
(3) 後で繰り返し使える自分オリジナルの学習ツール(ノート)が学生の手元に残る。
★主体的な学習を促し、アクティブ・ラーニングを生み出すには、教員側の姿勢として、学生をとことん信じて任せてみる「勇気」「楽観性」「確かな見通し」ができることが重要だと、改めて思いました。
第52回 5月7日 6名参加
・教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の読み解き(5章)を行いました。
(レジュメはこちら )
・4章の「わかるにもいろいろある」と、5章の「どんな時に‘わかった’と思うのか」の内容は、一見すると同じようなことが述べられているように思えました。しかし、章を分けてあるということは、著者は何らかの異なる視点(はっきりと区別できる)をもって4章と5章として章立てをしたに違いないということで、種々議論しました。
・5章には、
5-1 直感的に「わかる」
5-2 まとまることで「わかる」
5-3 ルールを発見することで「わかる」
5-4 置き換えることで「わかる」
・4章には、
4-1 全体像が「わかる」
4-2 整理すると「わかる」
4-3 筋が通ると「わかる」
4-4 空間関係が「わかる」
4-5 仕組みが「わかる」
4-6 規則に合えば「わかる」 という小見出しがついています。
・5章には「わかる時に自分の中で起こること」が書いてあるということについては参加者一同納得できましたが、4章は、「わかる」ということを単に分類したのではないだろうという疑問が投げかけられました。
・最終的に、4章では、わかるための準備やわかるきっかけについて述べられていて、自分でもできるし他の人がこの方法で支援してあげることもできることが書いてあるのではないかということになりました。
★授業づくりに置き換えて考えると、4章に書いてあることは学生のために私たち教職員にできることだが、5章に書いてあることは学生自身の中で起こるべきことです。すなわち、学習支援として、全体像を示してあげる、整理してあげる、筋を通してあげる、空間関係を示してあげる、仕組みを示してあげる、規則に当てはめてあげる、その後、学生自身が、直感的に、または、まとめてみて、または、ルールを発見し、または、自分なりの言葉や知識に置き換えてみて、ストンと腑に落ちる=わかってすっきりする…のではないかという結論になりました。
第51回 4月30日 3名参加
・予定では授業実践の事例研究でしたが、技術職員としての支援の在り方や、高専教育を担う組織の在り方について議論しました。
・今後を見通しながら今、現在すべきことを考える…言うは易し行うは難し…です。
第50回 4月23日 5名参加
・デンマークオルボー大学のアネッテ先生らが編集した教育論文集「Management of Change」の読み解きを行いました。目次と内容の要約の翻訳が終わり、次回からいよいよ各章のIntroductionを担当者が訳しまとめて発表、それについて議論します。
・次回は第1セクション「PBLの背景」の、1章「プロブレム・ベースド・ラーニングとプロジェクト・ベースド・ラーニングの歴史」についてです。
・目次と内容の要約は、資料室にUPしましたのでご覧ください。
第49回 4月16日 6名参加
・5C高分子化学Ⅱについて、これまでの実践記録をHPにUPしていくため、内容の確認を行いました。この授業で、内容のパターンができれば、他の授業も順次UPしていきたいと思います。
・関心のある方は、このページをご一読いただき、活用しやすいアイディアなど、ご意見をお寄せいただくとうれしいです。
第48回 4月9日 6名参加
・教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の読み解き(4章)を行いました。
(レジュメはこちら )
・「わかる」にもいろいろあり、1.全体像が「わかる」、2.整理すると「わかる」、3.筋が通ると「わかる」、4.空間関係が「わかる」、5.仕組みが「わかる」、6.規則に合えば「わかる」の6種類の「わかる」について、授業の実例を挙げながら理解を深めました。
・特に、2.では、★客観的な分類原理がどこかに存在していてそれが自分に入ってくるのではない。自分の分類原理を適用してわかるのであって、誰かがすっきりとまとめた分類を押し付けても学生は「わからない」★という解釈ができ、教える側が準備万端にして行う授業でよく起こりがちだと感じました。
・また、 ★自分の周囲に自分と同時に存在している無数の現象を理解するには‘分類’が用いられ、今の自分と過去、今周囲にある現象と過去の時間的つながりを理解するには‘説明=因果関係’によるわかりが用いられる。★ もよく理解できます。
・いずれにせよ、この本のいう「わかる」は、すっきりとする、ストンとくるなどという心のありようを「わかる」と呼んでおり、いきなり「わかる」の質やレベルを問題にするのではなく、個々の学生がすっきりと感じることが重要で、次の疑問が湧き起こりモヤモヤすることとスッキリが繰り返されながら、質やレベルの深まっていく「わかるのプロセス」を、授業でも大切にするべきだとあらためて思いました。
第47回 3月19日 約15名参加
・東北学院大学 萩原俊彦先生とキャリア・コンサルティング技能士の小松崎浩司先生をお迎えして、教育技術センター主催の講演会とワークショップ「キャリア教育と学科教育との関係~主体的に学ぶ力を育む~」を行いました。学び研のメンバーのみならず新年度新入生の学年主任や担任ら約15名が参加し、講師と受講者間の双方向話し合い型で、皆の興味・関心に沿って進められました。
第46回 3月5日 7名+学生3名参加
・5年生の高分子化学の授業づくりの振り返りを行いました。この授業は、知識習得に重点を置きながらも、学生が主体的になるためにどういう工夫をすればいいのかを考えて組み立てた授業です。
・3年目になり、少し手ごたえを感じつつあり、今回、3年前に受講した学生にも来てもらい、授業づくりを支援した技術職員も参加して、ざっくばらんに座談会を行いました。
・知識が定着する授業はどういう授業だったのか、やる気やモチベーションはどういうときにアップしたか、自分の学びのスタイルを見つけることができたか、授業同士のつながりはあったか、など教職員も学生も自分の経験に基づいて振り返りながら、活発に意見交換をしました。
詳しい記録はこちらのページにあります。
第45回 2月26日 7名参加
・ある高校より英語教員の方が参加されました。PBLにとても関心があるということで一緒に学んでいけそうです。
・2013年2月23日(土)~2月24日(日)に開催された、大学コンソーシアム京都主宰の「第18回FDフォーラム」の報告がありました。報告の中には、授業を変えるために教職員が変わる…学校が変わる…そのヒントがたくさんありました。やはり、大学教育が社会の期待に応えた教育改革をするためにFD活動はとても重要だと思いました。この学び研は「学びの共同体」としてFDの一つの形であることを目指してもいます。
・最後の授業で学生に書いてもらった振り返りを見ながら、PBLを導入するポイントについて種々意見交換しました。
・また、学生の書いた振り返りを、教育評価としてまとめるための統計手法について情報交換しました。
第44回 2月19日 10名参加
・シニアフェローとして本校の教育に関わっていただいている企業の方々と、学び研のメンバーとで、懇親会をしました。
・今日の午後、1年生の技術者倫理入門の合同発表会に企業の方々をお招きして、「30年後の日本のエネルギー政策」について討論しました。この授業はPBLの典型の授業として組み立てました。企業の方々からは、「高校一年生レベルでこんなに議論できるとは!」と学生の姿に対して賞賛の言葉をいただきました。私たちスタッフとしても、学生たちがどんどん主体的に取り組むようになっていく過程がとても楽しい授業でした。学生たちの可能性は私たちが思っている以上に大きいです。もっともっと引き出し自信をもって社会に飛び出していけるよう、支援する授業を増やしたい、と改めて強く思いました。
第43回 2月12日 3名参加
・この研究会のアウトプットについてと、春休み中の拡大研究会について話し合いました。
・来年度は科研費の3年目になり、まとめを行う1年となります。そこで、どのようにこの研究会の成果をまとめるかについて話し合いました。現時点での構想は、学び研でヒントを得て作った授業、技術職員が支援している授業について、まずHP上のページにまとめ(授業の作り方、教育手法の解説など)を載せていく、その内容を、学び研で検討しブラッシュアップする、各種学協会で発表して外部の方々と討論する、その後、プリントアウトしてハンドブックのような小冊子にする、というものです。
・3月中盤には、外部から講師を招いて研究会を行います。テーマは、「主体的な学びとキャリア教育(仮)」です。
・同じく、3月に、学生を招いて、ある授業の振り返りをしたいと考えています。授業づくりには、教員、技術職員はもちろん、主人公である学生の意見が欠かせないと考えます。授業を取り巻く多様なステークホルダー(学生、教員、技術職員、保護者、企業の方・・・)に参加していただく工夫をして開催したいと考えています。
第42回 2月5日 5名参加
・教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の読み解き(3章)を行いました。(レジュメはこちら )
・担当者作成のレジュメに沿って、「わかる」ための土台ともいえる「記憶」について、認知学的な分類を学びました。「記憶」の分類やメカニズムを知ると、私たちが‘なんとなく経験的に’授業で用いている手法の、適切な応用のヒントが得られるような気がしました。研究会では、実際にメンバーが体験した様々な授業や研修会を振り返り、具体例を挙げながら「記憶」を分類してみました。
第41回 1月29日 7名参加
・1年生4工学科の技術者倫理入門について、学生の発表資料を囲んで授業の作り方などについて意見交換をしました。
・この授業は、今の学校の授業の枠内でできる、かなりPBLらしい、PBLの良さを活かした授業だと思います。
富山高専の1年生工学4学科では、平成24年度後期の授業、技術者倫理入門において、「日本の30年後のエネルギー対策について提案する」をテーマに授業を行ってきました。1月にはチームごとにまとめた提案について3クラス24チームで発表会を行い、学生間の相互評価によって上位チームを選出しました。
このたび、この選抜5チームによる3クラス合同の発表会を行い、地域の専門家(電力会社、再生可能エネルギー研究者、工業系教育機関、地域企業で活躍する卒業生、マスコミ関係者)の方々のご意見を伺いながら3クラスの学生全員で討論する機会を、2月19日に設定しています。
この授業は、富山高専への導入教育と位置付けており、高専で工学を学ぶための基礎力や学ぶ姿勢を身につけることを目指しています。授業では、学生たちは、チームで提案をまとめる過程で、調査、議論、ワークショップなどの学習活動に取り組んできました。教育目標として、倫理観の醸成を中心に、持続的社会づくりへの視点、知的財産保護マインド、キャリアデザインを重視しています。また、情報収集・活用・発信力、合意形成力、課題探究力、論理的思考力、批判的思考力、プレゼンテーション力などの基礎スキルを習得することを目指しました。
第40回 1月22日 4名参加
・いきなり英語を読み合う方法は時間がかかりすぎるので、以前に行った訳を、定村さんに直していただき、それを基に読んでいこうと思います。
第39回 1月15日 4名参加+ゲスト荒川共生氏(ボルネオ保全トラスト)
・工業製品のひとつとしてパームオイルをテーマに、マレーシアで、その生産から廃棄までを追うESD研修を企画しています。3月に調査に行きます。その事前研修会を行い、その後学び研に講師の荒川氏をお招きして、色々なお話を伺いました。
・研修は、グループワークを中心にした参加型で進められました。構成は、「テーマと自分の関連性に気付く」⇒「自分の問題として捉えて考える・正しい知識を得る」⇒「自分ができることを見つけ行動に移す」となっていました。気づきではテレビCMなどの映像を使いました。新しい知識を得るためには、DVD視聴、カードゲームを取り入れた講義、ゲストスピーカー、などを使うそうです。そして、行動に結びつけるためには、ランキング、ステークホルダー別調べ学習、模擬会議、アクションプラン作り、などをするそうです。この気づきと学びと行動のサイクルを回して、学びを深める工夫をしているということでした。
・また、荒川さんは最近ソーシャルビジネスに関心があり、様々な技術を使った注目のビジネスを紹介していただきました。日本のNGOにありがちな善意主体の活動は長続きしないし、NGO自体も成長できない、その活動から収益を生みながら技術の受け手も提供側もウインウインの関係になるような技術支援がいいという話でした。ハイテクではなく、知恵を使ってローテクを社会に活かすということでは、MOTの授業などでも取り上げるといい話題だと思いました。
第38回 12月19日 5名参加+ゲスト内山忠氏(熊本高専)
・「かつやま子どもの村小学校・中学校」視察報告
授業の大半がプロジェクトの自己決定・個性尊重・体験学習を基本原則とした私立学校である
学園長は、元大阪私立大学教授の堀真一郎氏で、全国の姉妹校4か所を毎週訪れて教育方針を徹底させている
イギリスの教育家ニイルが創立したサマーヒルという学校をモデルにしている
プロジェクトとして本物の「仕事」に取り組む中で、総合的な能力や心、体を育成している
卒業生の進路は、同高等部へ3割が進学、他は一般の高校進学と海外留学である
卒業生の多くが進学先高校で成績上位者となっている
子どもが主体の自由な校風、教育理論に裏付けられた綿密なプログラムによる学びの場が提供されている
・熊本高専でのPBLの評価方法について情報交換(内山先生をお招きして)
PBLのような体験型の学び方は、評価が難しいです。そこで、質的評価にテキストマイニングのソフトを利用することでなんらかの指標が得られないかを、明日検討することにしました。
第37回 12月4日 7名参加
・教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の第2章について読み解きをしました。
・本日の担当者が作ったとてもわかりやすいレジュメに沿って理解を深めました。学生に「わかってもらう」授業づくりのために示唆に富んだ内容です。学び研では、実際の自分たちの授業の中で起こるエピソードを例にとりながら、この本の理解を深め、わかる授業づくりについて意見交換しました。(レジュメはこちら )
第36回 11月27日 7名参加
・1年工学4学科“技術者倫理入門”事例研究「7回目までの授業の報告」を行い、学生の作成した制作物を見ながら授業づくりのコツや課題などについて話し合いました。授業づくりの内容紹介については、ある程度まとまり次第、各授業のページに順次、UPしていく予定です。
第35回 11月20日 4名参加
・教育論文集「Management of Change」の読み解き(翻訳はこちら )
・第31回開発教育全国研究集会の実行委員会について説明し、学校と地域と世界を結ぶ重要性について話し合いました。開発教育では、地域といえばNPOなどとのつながりが多いのですが、企業と結びつけることをテーマの一つとして取り上げるのも富山県らしい、高専らしいのではないかという話になりました。
分科会などとして具体化したいと思いました。
第34回 11月13日 6名参加
・PBLの事例として、学校の外の組織とお付き合いする際に起こり得る「アクシデント」について、実例を交えて話し合いました。PBLという言葉は使わなくとも、課題解決型の授業は、不二越工業高校や、富山国際大学でも行われています。デンマーク、熊本や横国などの事例や悩みなども交えながら紹介し合って、問題点などが浮き彫りになっていき興味深かったです。
・横浜国立大学の安全教育関係の先生から、PBLの授業づくりの研修の依頼を再度受けました。富山高専では広がらなくとも、色々なところで私たちのこれまでの経験を活かしていただけるようにしていこうと思います。
第33回 11月6日 7名参加
・教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の第1章について読み解きをしました。
第32回 10月30日 6名参加
・デンマークの視察報告をしました。視察報告は、このHPのページに順次UPしていく予定です。
第31回 10月16日 6名参加
・教育論文集「Management of Change」の読み解き(翻訳はこちら)
・デンマークの教育事情に関する文献がメンバーから紹介され、オルボー大学の視察について話しました。
第30回 10月9日 6名参加
・授業づくりの事例研究として「1年生4工学科の技術者倫理入門」の経緯、概要、達成目標、授業の方法、内容等 について担当者から説明し意見交換しました。
・今後の予定を決定しました。
・第1火曜日は、教育書『「わかる」とはどういうことか:山鳥重』の読み解き
・第3火曜日は、教育論文集「Management of Change」(オルボーモデルに関するもの)読み解き
・第2、第4火曜日は、授業づくりの事例研究「1年生4工学科の技術者倫理入門」など
・オルボー大学での質問事項について話し合いました。
第29回 10月2日 6名参加
・新メンバーを迎えて自己紹介などを行った後、今後の予定を立てました。
・第1、第3火曜日は、教育論文(オルボーモデルに関するもの)の読み解き
・第2、第4火曜日は、授業づくりの事例研究「1年生4工学科の技術者倫理入門」を中心に行うことになりました。
・12月~1月中に、今年度2回目の拡大研究会「主体的な学びと評価」を開催することになり、講師陣との日程調整を始めます。
第28回 8月31日 15名(講師1名を含む)参加
・拡大研究会「主体的な学びと認知理論」
≪資料メンバーのみ公開≫
(1) 講演資料(京都大学 大塚雄作)
「学びを考える認知理論概説」
(2) 事例報告資料Ⅰ(熊本高専 下田貞幸)
「社会を教室とする新しいデザイン教育」
(3) 事例報告資料Ⅱ(富山高専 高松さおり)
「専攻科特別演習・実験におけるPBL教育」
(4) 事例報告資料Ⅲ(富山高専 小澤妙子)
「富山高専における知財教育」
(5) 事例報告資料Ⅳ(富山高専 伊藤通子)
「1年生4工学科 技術者倫理入門におけるPBL準備教育」
(6) 研究会の趣旨について(富山高専 伊藤通子))
「認知主義・状況主義学習理論からアプローチするKOSEN型実技教育の再評価と標準化」
第27回 8月21日 4名参加
・第28回研究会「主体的な学びと認知理論」の準備
第26回 8月7日 3名参加
・第28回研究会「主体的な学びと認知理論」の準備
第25回 7月31日 4名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(7章)スライド資料(p ~p )( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
第24回 7月24日 5名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(7章)スライド資料(p ~p )( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
第23回 7月17日 4名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(7章)スライド資料(p ~p )( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
第22回 7月10日 5名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(7章)スライド資料(p ~p )( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】・7章「評価」を読み合わせました。
・評価はPBLにおいて大きな意味をもつため、この本の中ではとても大切なところなのですが、7章は少々難しく感じます。私は、放送大学の教科書「教育評価」で概要をつかんでから読み直すと意味が分かりやすくなり理解が深まりましたので、お勧めします。
・放送大学の教科書「教育評価」を読んで、一般的に高専教育では評価がもつ多様な機能を活かし切れていない、または教育側のアリバイ的にしか使われていないというもったいなさに気づきました。20年前にイギリスへ教育視察に行ったときに教育評価の基本を知らなかった私の質問が先方に伝わらずすれ違った理由が、やっとその時にわかりました。
・PBLの中での教育評価は、「観察」や「確認」、「振り返り」という言葉で表し、目的や機能によって使い分けた方が受け入れられやすいかもしれません。
・今日の参加者からは、学生実験における「到達目標」が、教員や技術職員などのスタッフ間で、なかなか統一できないという悩みが問題提起されました。授業の打ち合わせでは統一したつもりなのに、現実にはスタッフによって全く異なる指導や学生への働きかけをしてしまい、結果としてその授業では何を目指す学生実験なのかわからなくなってしまうというものです。難しい問題です。
第21回 6月26日 8名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(6章)スライド資料(p43~p59)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】・6章を再度読み合わせました。
・具体的に授業で使うために、メンバーから色々な疑問が投げかけられ議論しました。
・動機付けが難しいがどうすればいいのか。
・基本的なスキルは、ほとんど「しつけ」に近いものもあるのではないか。
・授業を組み立てる際に評価の基準を作成しておくと、とてもやりやすい。
・ルーブリックを学生と一緒に作成するのが効果的であるが、現実的には時間が確保できない。
第20回 6月12日 9名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p50~p77)スライド資料(p40~p48)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】・第5章と6章を中心に、授業を実際に進める時の使い方を考えながら読み進めました。
・認知のレベルに応じた問いかけの具体的なやり方
・PBLのひな型を活用した授業の具体的な組み立て方
・PBLに取り組む際に科学的に思考するために大切にすべき心構え、資質、力、リテラシーなど
・PBLの学びの活動における教員の役割、支援方法として「モデリング」の実際の例
第19回 6月5日 9名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p40~p55)スライド資料(p30~p40)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】・第5章を中心に、授業での実践例を挙げながら読み進めました。
・PBLの学びの活動における指導者の役割について
・メンター、チューターの違い
・認知の3つのレベルに対応する、PBLにおける問いかけの方法
・調査と議論と問題記述を繰り返しながら思考を深めていくための支援方法、ワークシートの工夫
第18回 5月29日 8名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p35~p45)スライド資料(p24~p34)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】・今回は第4章の最初から、授業実践例と併せて読み進めました。
・前日に専攻科特別演習の第1回中間発表会があり、それを見てきた参加者から、授業実践に関する様々な質問が飛び交い活発な議論となりました。
・授業実践で難しいこととして、「思考を深める働きかけ」と「真剣に取り組ませるための動機付け」だという意見が出ました。そのための様々な工夫や悩みなどについても意見交換しました。
・今回から参加した企業出身者の新メンバーが、PBLのような学び方に対して大きな共感を示してくれたことが印象的でした。
第17回 5月22日 4名参加
・拡大研究会の予定を立てました。今年度は、拡大研究会を3回程度開催し、マニュアル作りの充実に役立てたいと考えています。それぞれの回にゲストをお招きし、本校や他高専での授業の事例報告を交えて、一日ゆっくりと学んだり議論できるように予定を組みたいと思います。
第1回研究会 (7月~8月に開催予定)
⇒内容:認知理論に関するゲストと、「専攻科特別演習」「3MECプロ概」の事例報告
第2回研究会 (11~1月に開催予定)
⇒内容:教育評価に関するゲストと、「5C高分子Ⅱ」「5K温度差発電実験」の事例報告
第3回研究会 (1月~3月に開催予定)
⇒教育心理学(キャリア教育)に関するゲストと、「専攻科特別実験」「その他」の事例報告
第16回 5月15日 7名参加
・富山高専で実際に行われている授業を分類するワーク(資料3)を行いました。
・まず、各々がこれまでに体験した授業の特徴をカードに書き出しました。軸を決めずにKJ法の要領で議論しながらマッピングを行ったところ、最終的に3つの軸が明確になってきました。縦軸として「学びの活動の自由度」、横軸として「学びの成果物の量」、そしてもう一つの軸は「学びの質≒認知の深さ」です。授業の特徴が外部から理解しやすいように分類するには、この3項目を表すための指標を明確に設定することが必要であるということになりました。
・「学びの活動の自由度」は、例えば、教室での座学か、実験室の中を動き回る実験等か、または外部に調査にも出かけるような授業かという具合に、その形態で表すことができます。また、「学びの成果物の量」については、穴埋め式のテスト答案か、記述式テスト答案か、レポートか、発表用資料か、作品等があるかなどによってあらわすことができそうです。3つ目の軸については、評価の方法やあり方が指標となりうるのではないかというところまで議論しました。結論は、もう少し時間をかけて出そうと思います。
第15回 5月8日 6名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p35~p41)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】・今回から第4章に入り内容が実践的になってきました。
・「カリキュラム」、「スタンダーズ」、「単元」、「授業」、「教えと学びの活動」という言葉の意味合いを確認。
・「カリキュラム(教えるべき枠組み)」と「単元」、「授業」で、通常の授業は成り立っている。
・「教えと学びの活動」はPBLを特徴づけるものであり、PBL実践においては「活動」の内容と組み立てが重要である。通常の授業のように、一つ一つの「単元」は明確に独立しておらず、教えるべき枠組みであるカリキュラム全体の中でつながり合いながら存在している。
・「教えと学びの活動」を組み立てる時にテンプレートが有用。発達段階や教科内容、達成目標などによって活動の内容は様々なものがあるが、テンプレートに沿って組み立てることによってPBLとしての教育効果が向上する。
・「教えと学びの活動」の組み立ては、学生の学びの深さや進度に合わせてフレキシブルに組み立て進めることが重要。教員にはそういうスキルが求められる。高専でのPBLは、教員一人では負担が大きいため、教職員チームを結成して進めていくことが必要である。
・PBLでの学びを確かなものにするためには、適切な種々のワークシートを開発し、学生に記述させながら行うとよい。
・PBLを高専教育に導入してカスタマイズした際、特に工夫した点は(1)学習の出発点(動機付け)の工夫、(2)独自のワークシートの開発、(3)指導チームを結成しPBLを進めるために必要な知識やスキル(様々な教えと学びの活動、ファシリテ―ションなど)を身につける、(4)他の教育手法と組み合わせる、という4点であったことを紹介。(資料3=発表要旨:平成23年度実験・実習技術研究会 in 神戸 2012.3.14)
第14回 4月24日 5名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p1~p35) ( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
※ 前回までの復習のような内容でした。毎回、参加できる人が異なるため行きつ戻りつしながらですが、疑問点は個々それぞれなので毎回色々な角度から疑問点を出し合い、解釈や実践事例などを共有し合って、徐々に理解が深まればいいと考えています。
第13回 4月17日 5名参加
・専攻科で試行したLEGO教材の効果について、絵や付箋と比べて、「チームビルディング」、「表現」、「合意形成」、「根拠の説明」の4つの視点から検討した。伊藤がまとめてLEGO Educationに報告する予定。
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p22~p34)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】
・PBLとは何か(実践のポイントや不可欠な要素、得られるもの)
・PBLの理論的背景。
・PBLがどうやって生まれたか。初期の医学系PBLと工学系(オルボーモデル)PBL。
・連合理論からなる行動主義と、認知理論からなる構成主義のそれぞれの学習理論の対比
・構成主義学習理論や状況的学習論の実例と動向。学習理論とPBLとの関係。
・構成主義学習理論に基づいた教育の型やアプローチ方法
※一見難しそうな言葉が並んでいますが、私たちが通常「わかった」と感じる時の「知識の身に付き方」について色々な実例を出しながら話し合いました。参加者からは「な~るほど!」という言葉、話し合って理解が深まる充実感。こんなことを意識してみると、授業やワークの際の様々な違いがわかると思います。また、意識的に組み合わせることで、目的に合った授業をデザインできるようになるので、とても大切なことだと感じています。
学び研では、具体的な手法はもちろん、今日のような内容の回を繰り返し行うことが大切だと思いました。
第12回 4月10日 5名参加
・PBL翻訳本『現実問題の可能性』を読み説く(p1~p21)( 資料2=著作権上メンバーのみ公開)
【Point】
・小学校、中学校、高校、大学におけるPBLの事例とそれぞれの発達段階で学べること。
・PBLは小学生から大学生まであらゆる発達段階において実施可能。
・PBLの定義。
・PBLにおける“Coaching”“Facilitation”“Instruction”“Teaching”の使い分け方。
・PBLのテンプレートにおける訳を“Identify⇒書き出す”“Idea=思いついたこと”とする。
・PBLの定義で挙げられている言葉を理解して実践することが、他の手法にはないPBLの特長を際立たせ活かすことになる。
・PBLとソクラテスとサンデル教授。
・PBLの設計方法。
・授業設計はチームで多様な視点で行ったほうが良いのでは。
・指導者が最初に行う「問題の選択」が動機づけや学びの深まりに対する重要な要素となる
⇒ Webbingによる学ぶ範囲決めが有効。
・PBLにおいて技術職員だからこそできること。
・専攻科特別演習でのPBLの次なる可能性・・・など
第11回 3月28日 7名参加
・教育技術センター主催LEGO教材のファシリテーター研修
【講座の内容】 2月7日のワークショップを受け、さらに詳しいファシリテーター研修を受けた。いくつかのワークを体験したのち、江守氏より関西大学中等部での実践事例と教材の特徴と可能性について説明、その後、高専の授業での利用の可能性について話し合いました。
【講師】Mayuka Habbick氏(LEGO Education)、江守恒明 氏(関西大学中等部)
第10回 3月27日 2名参加
・専攻科特別演習の4月~5月(PBLへの助走期間)の進め方
第9回 3月6日 1名参加
・来年度の準備
第8回 2月21日 4名参加
・来年度の計画・日程 ・PBL本の翻訳について
第7回 2月14日
・来年度の準備(テーマ共有と具体的な進め方・担当など)
第6回 2月7日 12名参加
・LEGO教材試用のワークショップと意見交換
【ワークショップの内容】 LEGO Serious Playとはデンマークで開発されたLEGOのキットを使った問題解決手法です。このレゴ・ブロックを道具に使い、ユニークなアプローチで独自開発されたワークショップファシリテーション技法によって、個々の課題解決を図ることができるというLEGO Serious Play Methodについて説明を受けた後、各自が体験しました。 与えられたテーマに沿ったものを制限時間内に作り、説明し質問し合うという流れを何度か繰り返しました。最初は、自由なタワー作り、次に指定された鳥を作り、それを一番印象深い先生に作り替え、さらに自分に作り替えるという風にテーマを変えながら取り組みました。最後に限られたピースを使ったアヒルちゃん作りで終了しました。 体験後、使ってみた感想を中心に意見交換を行いました。 ハビック氏の他、実際に中学校の授業で使い始めている関西大学中等部の江守恒明氏も加わり、高専の授業やその他の場面で教材として使う可能性について、種々議論しました。
【説明者】Mayuka Habbick氏(LEGO Education)
【特別参加】江守恒明 氏(関西大学中等部教諭)
第5回 1月31日(火)4名参加
・今後の予定
・平成24年度の取り組み
①授業支援ツール集(クリッカー、LEGO、安全教育のKYTワークなど)
②場面別問いかけ集(良くある学生との会話から)
③授業の振り返りのワーク集(色々な授業で使えそうな基本ワーク)
④授業のつかみのコツ集(色々な授業で使えそうな「つかみ」の方法)
⑤知財授業づくり ⑥授業の互見会
第4回 1月24日 8名参加
・主体的に学ぶ教授法がPBL以外にもあるのか、PBLの位置づけ
① Problem-based Learning と Project-based Learningの教育的な特徴の違い
(参考は、Erik de Graaff and Anette Kolmos :Management of Change , Sense Publishers
(2006))と、高専教育に適した応用の仕方、実例(参考は、資料3)
② PBL以外の教授法とそれぞれの特徴について(資料2)
③ 本校で行われている授業の種類はどのように特徴づけられ分類されるのか
(資料1、Linda Torp&Sara Sage : PROBLEMS AS POSSIBILITIES-Problem-Based
Learning for K-16 Education 2nd Edition-,ASCD (2002))
⇒資料2の「ケースメソッド」に対応する授業は行われていないのではないか、
しかし、技術者倫理や環境のような授業で使えそうだ。
♦↓平成23年の活動
第3回 12月13日 3名
・学内サーバーに研究会の共通フォルダー作成
第2回 12月6日 5名
・今後のテーマ
① 主体的に学ぶ教授法がPBL以外にもあるのか、PBLの位置づけ
② 学生に対するファシリテートの方法
③ 技術職員の関わり方
④ 学生が能動的に動くようになる方法(特に講義でのメモ取りなど)
⑤ 気づきを促す方法
⑥ 学びへのモチベーションを上げる方法 ・「PBL-“問題”の持つ可能性-」の
輪読 研究会について
決定事項
【名称】学生が主体的に学ぶ授業づくり研究会
【日時】毎週火曜日 17時15分~19時
【場所】本郷キャンパス 物理準備室
【経費】伊藤の科研費
【メンバー】趣旨に賛同する方ならどなたでも
【当面やること】
(1)アメリカのPBL文献の翻訳、輪読、解釈
⇒ 著作権等の問題があるので外部に出ないよう、結果はデスクネッツにUP
(2)参加者のテーマ、課題に基づいたディスカッション
(3)研究会の活動内容をHPにUPして、外部の方のWEB参加も募る
(4)その他 例:外部講師からの話題提供、互見授業
【研究会の中期目標】
・来年度後半には実際に授業で試行できるような、授業用素材を作りパッケージ化をめざす。
♦情報共有【済】
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平成25年8月17日―18日
富山高専を会場に開催した第31回開発教育全国研究集会のレポート速報と写真をUPしました。詳細はこちら
北は北海道から南は沖縄まで200名を超える参加者が集い、参加型の学びの手法や、地域社会でのリアリティのある学び、グローバルな課題をテーマにした学びについて、発表や意見交換などが行われました。オルボー大学からAnette Kolmos氏をお招きして、デンマークの教育とPBLについて講演をいただき、様々な実践報告や分科会が開催されました。
学び研のメンバーは、ファシリテーター入門講座の担当や、技術者のESDの実践報告、またPBLで実施している授業の紹介などを、学生と共に行いました。
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平成25年5月16日
富山大学人間発達科学部にて、林衛先生(教科教育学・市民社会メディア論)主宰の研究会がありました。テーマは、「インタラクティブ授業の実際 -高校・大学・理系,教員養成系物理授業改善を例に-」で、講師は岸澤眞一先生(拓殖大学工学部学習支援センター,埼玉県公立高校元物理教員)でした。講演終了後は自由討論もあり、授業づくりに関心が高い教員や学生さんたちと有意義な時間を過ごすことができました。
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平成25年3月19日
東北学院大学 萩原俊彦先生とキャリア・コンサルティング技能士の小松崎浩司先生をお迎えして、教育技術センター主催で、講演会とワークショップ「キャリア教育と学科教育との関係~主体的に学ぶ力を育む~」を行いました。
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平成25年3月11日
金沢工業大学虎の門キャンパスにて開催される「技術者導入教育研究会」に、3月14~15日には京都大学の「第19回大学教育研究フォーラム」に参加しました。
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平成25年3月5日(火)
知識習得型でありながら学生の主体的な学びを促す工夫をした授業について、学生と一緒に振り返り語り合う会をしました。今、話題の学生参画型FD、通称「学生FD」と呼ばれる形式です。教職員側と学生側が信頼し合って、何でも言える雰囲気をつくって行い、とてもフランクに色々な意見を交換しました。
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12月10日(月)
富山高専にて、第31回開発教育全国研究集会実行委員会を行います。ご協力いただける方、ぜひご参加ください。
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1月15日(火)
ボルネオ保全トラスト理事の荒川共生さんをお招きして、学生や教職員対象のESDセミナー「パーム油のはなし~環境にやさしいってなんだろう~」を開催します。セミナーは講演ではなく体験型で、私たちが取り組んでいる授業づくりのヒントやアイディア、使えそうな小さなアクティビティがたくさん盛り込まれた内容です。
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12月19日(水)
アンケート結果などの集計ソフトの勉強会を、物理準備室にて行います。熊本高専で、PBLや学び方に関するアンケートを集計している内山先生にお越しいただきます。
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平成25年8月
富山で開発教育協会の全国研究集会を開催する予定です.その基調講演にデンマーク・オルボー大学のPBLの専門家である Mona-Lisa Dahm 先生に来ていただくことが決まりました。プログラムなどの詳細はこれから決めていきます
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12月10日(月)
富山高専にて、第31回開発教育全国研究集会実行委員会を行います。ご協力いただける方、ぜひご参加ください。
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平成24年10月21日(日)~28日
下田先生と伊藤が、デンマーク・オルボー大学のマスターPBL受講中の磯田先生を訪ねて、PBLを調査してきました。調査結果は、本HP「北欧教育(デンマーク)視察」のページで順次ご報告していきます。
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平成24年10月10日(水)
ハーバード大学の物理学教授で双方向授業を支持するエリック・マズール氏を招いて、クリッカー関連のワークショップがあるそうですが、詳細は未発表です。
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平成24年8月19日(日)京都大学
電通育英会主催の大学生研究フォーラム2012が開催されます。
「グローバルキャリアの時代に大学教育は何ができるか」
・三者共催でますます充実した内容に : 大学生の成長とキャリア形成を支援する「大学生研究フォーラム2012」が、京都大学高等教育研究開発推進センター、東京大学大学総合教育研究センター、公益財団法人電通育英会の三者共催で開催されます。グローバル化が進む中での大学教育の役割をテーマに、多彩な登壇者の方々を迎え、ますます充実した内容で開催いたします。
・ダイアローグ(対話)を通して「参加するフォーラム」へ : 課題に対して参加者同士がその場で意見を交換し、目的を共有化しながら最善の解決策を見出すダイアローグ・コミュニケーションでは、「聞く」だけから、あなたの意見も反映する「参加する」フォーラムの場を提供します
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平成24年8月5日(日)玉川大学―ABLE2012 Summer―
「科学的発見はどう生まれるか―最先端の認知科学が教育にもたらすもの―」
http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/
・認知科学を中心とした研究者・現場で教育実践を行っている人々・社会変革の担い手となるべく強い思いを抱いている人々とをつなぎ、教育にイノベーションを引き起こすことを目指すグローバルコミュ二ティがABLE(Agents for Bridging Learning research and Educational practice)です。その第2弾は、21st century skills の中核をなす「発見し、創造する力」をどのように育むかについて最先端の研究に基づいて考えます。
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平成24年7月3日(火)東京会場 、平成24年6月29日(金)大阪会場
ベネッセ主催のシンポジウム「主体的な学びへ導く大学教育とは」
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平成24年4月15日(日)富山 ホワイトボード・ミーティング入門講座
Problem based Learningとはどういう学習手法であり教授戦略なのか?
2月 | 18日 | (火) | (1)研究会の成果報告書作成(内容について) (2)工学倫理の振り返り |
2月 | 25日 | (火) | 研究会の成果報告書作成 内容について |
3月 | 未定 | (木) | ←調整中です (予定案)発表会と軽食パーティ |